2012年9月10日

モートンGreen Music Award受賞、a-ha勲一等

音楽業界で特に環境への関わりが深いことから、モートンがドイツのGreen Music Awardを受賞した。
エネルギー、航空、コミュニケーション、ライフスタイル、移動手段、ジュニア、音楽と7つのカテゴリーで審査するClean Tech Media Awardは9月7日に授賞式が行われ、ビジネスや文化に関係する1,000人以上のゲストが招待された中、専門家の枠を越えて注目を集めるセレブが花を添えました。

モートンの受賞が発表されたのは8月23日で、次のように紹介されていました。

電気自動車、再生可能エネルギー、熱帯雨林の保護、自然に親しんだライフスタイルに長く関わってきたことが評価されました。モートンは25年に渡って環境団体ベローナに関わり、現在の総裁であるFrederic Haugeと共に母国ノルウェーに初めての電気自動車、フィアット・パンダを導入した。

80年代、モートンは最初の活動の1つとして電気自動車を広めた。“良いことをして、それについて話す”というモットーは、彼を変わった人だと印象づけた。環境保護や数多くの社会活動に関わり、環境への際立った取り組みが評価されて、9月7日にベルリンのClean Tech Media Awardの新しい音楽部門、Green Music Awardを受賞する。

モートン: 公人として環境問題へ着目する機会があり、たぶんそれが環境への意識を高めることになったんだろう。この長い旅に対するGreen Music Awardの受賞は非常に名誉なことだと思う。

Clean Tech Media Award創始者のMarco Voigtは、音楽業界は多くの人に環境を意識させる膨大な可能性を持っている。ミュージシャンは行動で流れを作り、ロールモデルにもなることもできる。彼の音楽を通してファンは環境問題を感性で敏感に感じ取れるようになり、より関わりを持つようになる、と説明します。
a-haのメンバーとしてもソロアーティストとしても長年チャートを制覇し、世界的にファンの心をつかみながら、環境に優しい姿勢を備えています。

The Clean Tech Media Awardはカテゴリーごとにスポンサーが付き、音楽部門はJacob Bilabelが創設したヨーロッパのプロダクション、Green Music Initiativeが務めています。環境への負荷を減らすというコンセプトから、MELT!のようなメジャーなフェスティバルを育て、プロダクションのあらゆる分野でCO2の削減を目指しています。
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Green Music Initiativeは今回の賞について9月3日にウェブサイトで発表し、ノルウェー初の電気自動車の写真を掲載しています。写真には1993年と書かれていますが、2010年にカーマガジン388号に掲載されたインタビュー記事の通り、実際には1989年。おまけにマグスも写っているのに今回の賞とは関係ないので名前もありません。
モートンが正当評価されたことは嬉しいのですが、ちょっと残念でした・・・


今回の受賞理由は、“モートンの電気自動車や再生可能エネルギーへの熱心な取り組みは環境保護やクリーンエネルギーの重要性を示している。またライフスタイルに取り込む姿勢を貫き、環境に優しいアイデアを伝える大きな役割を果たしている。”ことだそうです。

授賞式当日の記事にはグリーン・カーペットで(?)サインに応じている写真も掲載されていました。


a-ha結成30周年の記念日コンサートはちょうどこの1週間後。
前日にはa-haの3人それぞれにノルウェー王室から勲章(日本では勲一等の文化勲章、イギリスではナイトの称号に当たるようです)が授与されると発表され、母国では音楽面での貢献も高く評価されています。
http://www.musicexportnorway.no/a-ha-receives-prestigious-award.5087027-149133.html
この叙勲についてはセレモニーが11月6日に行われるということなので、久しぶりに3人揃ってメディアに登場しそうです。