2016年1月3日

a-haの再結成について、ドラム担当カールのインタビュー

Ending on a High Note ツアーのファイナルからちょうど5年目の2015年12月4日、ノルウェーの大学(Universitetet i Agder)でリズム音楽の准教授となったKarl Oluf Wennerberg(43)のインタビューが大学ホームページに掲載されました。
特に前半でa-haのことを話していますので、抜粋して紹介します。

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Anger大学の掲載ページ
http://www.uia.no/forskning/teft/teft-artikler/ut-i-verden-med-a-ha
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カールについて:
解散前2年間のa-ha でドラムを担当。その後Magne Furuholmen、Morten Harket、Paul Savoyそれぞれのソロ活動に参加。現在は再結成に関わっている。

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シングル"Under The Makeup"が夏にリリースされ、9月にはアルバム"Cast In Steel"が発表されましたが、始まったのはもっと前のことでした。昨年(2014年)a-haに Rock in Rio からオファーがあり、その時のメッセージが"私達は来年30周年を迎えますが、a-haにとっても記念の年になります。9月のフェスティバルに特別ゲストとして招待することはできませんか?"という内容だったそうです。 

- これがa-ha復活のきっかけだった。
- 2014年の夏、ポールのスタジオで仕事をしていた。ポールのプロジェクトを含め、彼の書いた様々な曲をレコーディングしていたが、その中にモートンの歌ったトラックが1つあり、それが"Under The Makeup"だった。
- 何かが起こっていると気付いた。a-haの感覚がした-鳥肌だよ!
- それ以降、モートン、マグネ、ポールそれぞれの曲を入れたアルバム、"Cast in Steel"に関わった。

"Rock in Rio"、南米ツアーについてと、一番良かったことを教えてもらえますか?

- Rock in Rio のコンサートはとてつもない興奮を伴っていた。これがa-haの復活を引き起こしたんだ。
 - 多くの人は気付かなかっただろうけど、あのコンサートはとんでもない悪天候のため、ステージに出る直前にキャンセルされるところだったんだ。雷鳴と稲光を伴う熱帯性の雨は、電源を使う機材の中に出て行くには最適な条件とは言えない。
- だけどたくさんのドラマを経て、運良くOKのサインを得ることができた。床は一面水浸し。そんな中"マンモス・ステージ"に足を踏み入れると、9万人の素晴らしいブラジル人に迎えられたんだ!

このコンサートはライブストリームで世界中に配信されました。

- コンサートの翌日、a-haはこの日最高のパフォーマンスにランキングされた。翌週には新しいラインキングでエルトン・ジョンやケイティ・ペリー、メタリカ、スリップノット、その他のアーティストを抜いて、2015年の Rock in the Rio でa-haが最高のコンサートだった と発表された。何よりも最高の出来事だったね。
- それと南米のホスピタリティは計り知れないほどだったと言えるよ!コンサートは全て完売だったし、刺激的な空気に包まれていた。あれほどの大合唱は聞いたことがなかったし、a-haの音楽は健在だって伝わってきた。ツアーが進むにつれてパワーアップして、新曲も一緒に歌っていた。ツアーは本当に素晴らしい再集結だった。

a-haは最大級の国際的ポップバンドですが、彼らがどうしてやっていけるのか説明できますか?


- いい質問だね(笑)
- 理由はいくつもあるだろうけど、いくつか特定してみようかな。まずポールが最高に素晴らしいソングライターだということ。マグネには爆発するようなエネルギーの塊があり、外交的で聞かせどころを作り出すのがとんでもなく上手い。それに、とてつもない美声と聞けば即座に彼だと分かる独自性を持っているモートンがいるからね。

リリースから30年経っているというのに、アルバムのタイトル曲"Hunting high an d low"のような曲がどうして生き続けることができるのでしょう?


- コードの流れを分析すると、非常に音楽的で洗練されていることが感じ取れる。馴染みのない旋律やハーモニーに流れていくので、作り上げられたのではなく、創り出されたものだと理解している。僕はまるごとメロディの旅に加わって、音楽に引きずり込まれたんだ。

- これは典型的なポールの歌だってことだ。彼は複数の対立する、あるいは対照的なアイデアを組み合わせることが非常に巧みだから、曲の幅を広げられて魅力につながるんだね。ポールに言わせると曲作りはとても内観的なもので、心の中でアイデアを認識し、読み出す必要があるんだって。作曲の必要性を強く持っているから、取り組んでいる仕事の中身に関係なく作曲していくだろう。

- マグネはビジュアルアートや創作活動でしっかり名声を築いたけど、a-ha以外にも音楽を生み出している。Apparatjikだけでもすごいよ!

- モートンもすごく活発で、2010年のさよなら公演以降2枚のソロアルバムを出している。ミュージシャン、バックバンドとしての僕にいい提案をしてくれることがよくあるよ。僕にとって違う音楽を持っているようで、音楽を活気づかせてくれるね。

- 3人ともa-haのファイナル公演の後に美術や音楽を生み出したけど、これは3人それぞれに推進力があり、まだハングリー精神もあることの現れだろうね。きっと子供の頃からその力で動いているんだと思うよ。

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カールはFacebook等でドラム側からステージの様子を紹介してくれるのですが、大学のサイトにもいい写真を載せていますので、ぜひそちらもご覧ください。